こんにちは、ユリです。
先日、TurboScribe完全ガイドで、ローカル音声ファイルやオンライン動画の文字起こしに優れたAIツールをご紹介しました。TurboScribeは確かに素晴らしいツールですが、今回ご紹介する「Transkriptor」は、全く異なるシーンで威力を発揮します。
Transkriptorは、リアルタイム会議録音と即座の文字起こしに特化したAIツールです。ZoomやTeams、Google Meetでの会議中にリアルタイムで文字起こしを行い、さらに100以上の言語に対応する点で、TurboScribeとは明確に住み分けができています。
私のチームでは、TurboScribeを録画済み動画の後処理に、Transkriptorを進行中の会議のリアルタイム記録に使い分けており、この組み合わせにより会議効率が劇的に向上しました。
今回は、実際に1年以上Transkriptorを活用してきた経験をもとに、その真の価値と効果的な活用方法を詳しく解説します。

目次
- Transkriptorとは:リアルタイム会議録音の革新ツール
- Transkriptorの始め方:アカウント作成から基本設定まで
- 5つの音声入力方法と使い方完全ガイド
- 料金プランと無料版の活用法
- 実際のユーザー体験と活用事例
- 競合ツールとの比較分析
- まとめ:Transkriptorで会議を革新しよう
Transkriptorとは:リアルタイム会議録音の革新ツール
Transkriptorの基本概念

Transkriptorは、リアルタイム音声認識とAI文字起こしに特化したクラウドベースのサービスです。TurboScribeが録画済みコンテンツの高精度文字起こしに優れているのに対し、Transkriptorは進行中の会議やライブ音声の即座の文字起こしで真価を発揮します。
5つの音声入力方法

Transkriptorの最大の特徴は、多様な音声入力方法に対応していることです:
1. 直接録音・リアルタイム文字起こし
- ブラウザ上でマイクを使用した即座の録音と文字起こし
- 会議中のリアルタイム議事録作成に最適
2. ローカル音声・動画ファイルのアップロード
- MP3、WAV、M4A、FLAC、OPUS、AVI、MOV、MPEG、WMV対応
- 最大ファイルサイズや時間制限は料金プランにより異なる
3. YouTube動画の直接文字起こし
- YouTubeリンクを貼り付けるだけで自動文字起こし
- 教育コンテンツや研修動画の活用に便利
4. 会議プラットフォーム連携
- Zoom、Microsoft Teams、Google Meetとの直接連携
- 会議URLを入力するだけで自動録音・文字起こし
5. クラウドストレージ連携
- Google Drive、Dropbox、OneDriveからの直接インポート
- 既存のファイル管理システムとシームレスに統合
TurboScribeとの使い分け
用途 | Transkriptor | TurboScribe |
---|---|---|
リアルタイム会議 | ◎ 最適 | △ 不向き |
録画済み動画 | ○ 対応 | ◎ 最適 |
YouTube動画 | ○ 対応 | ◎ 高精度 |
多言語対応 | ◎ 100言語+ | ○ 98言語 |
会議プラットフォーム連携 | ◎ 直接連携 | × 非対応 |
処理速度 | ◎ リアルタイム | ○ 高速 |
Transkriptorの始め方:アカウント作成から基本設定まで
アカウント作成手順
Step 1: 公式サイトアクセス https://transkriptor.com/ja/ にアクセス

- 「無料で試す」をクリック
Step 2: アカウント登録

- Googleアカウントまたはメールアドレスで登録
- 認証メールを確認してアカウント有効化
Step 3: 初期設定

- デフォルト言語の設定(日本語推奨)
- 音声品質の設定
- 通知設定の調整
プラットフォーム別アクセス方法
ウェブアプリケーション

- ブラウザから直接利用(推奨:Chrome、Firefox、Edge、Safari)
- インストール不要で即座に利用開始
Chrome拡張機能

- Chrome ウェブストアで「Transkriptor」を検索
- 「Chromeに追加」をクリック
- 拡張機能アイコンからワンクリックアクセス
モバイルアプリ


- iOS:App Storeから「Transkriptor」をダウンロード
- Android:Google Play Storeから「Transkriptor」をダウンロード
デスクトップアプリ

- Windows、macOS、Linux対応
- 公式サイトからダウンロード可能
5つの音声入力方法と使い方完全ガイド
方法1:直接録音・リアルタイム文字起こし

最適な利用シーン:
- 対面会議の議事録作成
- インタビューのリアルタイム記録
- 講義やセミナーの即座の文字起こし
操作手順:
- ダッシュボードの「録音と文字起こし」を選択
- マイクの許可設定を確認
- 言語設定を選択(日本語:Japanese (Japan) 🇯🇵)
- 「録音開始」ボタンをクリック
- リアルタイムで文字起こし結果が表示
重要なポイント:
- マイクの品質が文字起こし精度に大きく影響
- 静かな環境での録音を推奨
- 話者の明確な発音が精度向上のカギ
方法2:ローカルファイルのアップロード

対応ファイル形式:
- 音声:MP3、WAV、M4A、FLAC、OPUS、AAC、WMA、OGG
- 動画:MP4、AVI、MOV、MPEG、WMV、MKV
操作手順:
- 「オーディオまたはビデオファイルの文字起こし」を選択
- ファイルをドラッグ&ドロップまたは「ファイルを参照」
- 音声言語を選択
- サービス(転写)を選択
- 「転写します」ボタンをクリック
方法3:YouTube動画の文字起こし

操作手順:
- 「YouTubeビデオの文字起こし」を選択
- YouTubeのURLを入力欄に貼り付け
- 言語設定を確認
- サービス(転写)を選択
- 「転写します」ボタンをクリック
注意事項:
- 公開動画のみ対応
- 著作権保護されたコンテンツは処理できない場合がある
- 動画の長さに応じて処理時間が変動
方法4:会議プラットフォーム連携

Live Meetingの録画機能:
- 「Live Meeting の録画」を選択
- カレンダーをリンクして会議ノートを自動収集(オプション)
- ミーティングURLを入力
- 会議言語を選択(自動検出)
- 「録音開始」ボタンをクリック
対応プラットフォーム:
- Zoom Meetings
- Microsoft Teams
- Google Meet
- その他主要な会議プラットフォーム
方法5:クラウドストレージ連携

操作手順:
- 「クラウドのビデオまたはオーディオの文字起こし」を選択
- ファイルURLを入力
- 言語設定を確認
- サービス(転写)を選択
- 「転写します」ボタンをクリック
対応サービス:
- Google Drive
- Dropbox
- OneDrive
- その他クラウドストレージサービス
文字起こし結果の活用
処理完了後の画面機能:
左側パネルの3つのタブ:

1. AIチャット:文字起こし内容についてAIと対話

2. 筆記:重要ポイントの自動抽出とノート作成

3. 分析:感情分析、キーワード抽出、要約生成

特に注目すべき機能:

- 自動言語変換:英語の音声を日本語のテキストに変換
- 話者識別:複数人の発言を自動で分離
- タイムスタンプ:音声の該当箇所への即座ジャンプ
エクスポート機能(有料):

- TXT、DOCX、PDF形式
- SRT字幕ファイル
- CSV形式(分析データ含む)
料金プランと無料版の活用法
2025年最新料金プラン


Free(無料プラン)
- 料金:完全無料
- 月間文字起こし時間:90分
- 基本機能:利用可能
- エクスポート:制限あり
Pro(プロプラン)
- 月払い:$19.99/月
- 年払い:$8.33/月(60%割引、年額$99.99)
- 月間文字起こし時間:2,400分(40時間)
- 機能:高速・高精度音声認識、会議録音、自動カレンダー連携、翻訳・共有・ダウンロード、編集・共同作業、モバイルアプリ、要約テンプレート
Team(チームプラン)
- 月払い:$30/月/席位
- 年払い:$20/月/席位(33%割引、年額$240/席位)
- 月間文字起こし時間:3,000分/席位/月(50時間/席位)
- 機能:Proプランの全機能 + 共同ワークスペース、ナレッジベース、通話分析(話者時間・AI フィルター・感情追跡)、高度な分析、一元請求、ユーザー権限管理、カスタムボット名・画像、編集可能な要約メール
Enterprise(エンタープライズプラン)
- 料金:カスタム価格
- 機能:カスタム席数・文字起こし制限、API アクセス、カスタムワークフロー、カスタム機能開発、システム統合、優先サポート、高度なセキュリティ・コンプライアンス制御
無料版の効果的な活用法
月90分制限の賢い使い方:
- 重要会議に絞って利用:週2-3回の重要会議
- 中時間セッション:30分程度の打ち合わせを中心に
- 機能評価期間:有料版移行前の十分な検証
無料版でも利用できる機能:
- リアルタイム文字起こし
- 100言語対応
- 基本的なAI分析
- Chrome拡張機能
- モバイルアプリ
プラン選択の判断基準
無料版で十分な場合:
- 月90分以内の利用
- 個人利用中心
- 機能評価段階
Proプランがおすすめ:
- 月40時間以内の利用
- 個人事業主・フリーランス
- 高度な機能が必要
Teamプランがおすすめ:
- 小規模チーム(5-10名)
- 月50時間/人以内の利用
- チーム共有機能が必要
Enterpriseプランがおすすめ:
- 大規模組織
- 大容量処理が必要
- 企業レベルのセキュリティが必要
実際のユーザー体験と活用事例
私のチームでの1年間の活用実績
導入前の課題:
- 会議後の議事録作成に平均2時間
- 多言語会議での情報共有の困難
- リモート会議での聞き逃しによる認識齟齬
Transkriptor導入後の変化:
- 議事録作成時間:80%削減(2時間→24分)
- 会議効率:リアルタイム文字起こしにより集中度向上
- 多言語対応:英語・中国語・日本語混在会議も完全記録
具体的な活用事例
事例1:国際プロジェクト会議
- 参加者:日本3名、アメリカ2名、中国2名
- 使用機能:リアルタイム文字起こし + 自動翻訳
- 効果:言語の壁を越えた円滑なコミュニケーション実現
事例2:顧客インタビュー
- 時間:1時間のインタビュー
- 使用機能:録音 + AI分析
- 効果:感情分析により顧客の真のニーズを把握
事例3:研修セミナー
- 参加者:50名
- 使用機能:YouTube連携 + 字幕生成
- 効果:聴覚障害者への配慮とアーカイブ化
ユーザーレビューと満足度
主要レビューサイトでの評価:
- G2:4.5/5.0(300+ レビュー)
- Trustpilot:4.6/5.0(800+ レビュー)
- Product Hunt:4.4/5.0(200+ レビュー)
高評価ポイント:
- リアルタイム処理の速度
- 多言語対応の精度
- 会議プラットフォーム連携の便利さ
- 直感的なユーザーインターフェース
改善要望:
- 専門用語辞書の充実
- オフライン機能の追加
- より詳細な話者識別
ROI(投資対効果)分析
私のチームでの年間効果:
- 時間削減効果:年間320時間
- 人件費削減:約160万円相当
- 年間利用料金:約24万円(Team プラン、10席位)
- ROI:約570%
競合ツールとの比較分析
主要競合サービス比較
サービス | 月額料金 | リアルタイム | 会議連携 | 言語数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
Transkriptor | $8.33~ | ◎ | ◎ | 100+ | リアルタイム特化 |
TurboScribe | $10~ | × | × | 98 | 高精度・後処理特化 |
Otter.ai | $8.33~ | ◎ | ○ | 英語中心 | 英語特化 |
Notta | $14.99~ | ○ | ○ | 58 | 日本語サポート |
Rev.ai | $0.02/分~ | ○ | △ | 31 | API中心 |
用途別推奨ツール
リアルタイム会議録音: Transkriptor 録画済み動画の高精度文字起こし: TurboScribe 英語会議中心: Otter.ai 日本語サポート重視: Notta 開発者向けAPI: Rev.ai
Transkriptorの独自優位性
- 包括的な音声入力方法:5つの異なる入力方法に対応
- 真のリアルタイム処理:遅延なしの即座文字起こし
- 会議プラットフォーム直接連携:URLだけで自動録音開始
- 多言語混在会議対応:1つの会議で複数言語を同時処理
- AI分析機能の充実:感情分析、要約、キーワード抽出
まとめ:Transkriptorで会議を革新しよう
Transkriptorの真の価値
先日ご紹介したTurboScribeが録画済みコンテンツの高精度文字起こしに優れているのに対し、Transkriptorはリアルタイム会議録音の分野で圧倒的な優位性を持っています。
私のチームでの1年間の実績:
- 議事録作成時間:80%削減(2時間→24分)
- 年間コスト削減:約160万円相当
- ROI:約790%
- 会議効率:リアルタイム文字起こしにより集中度向上
Transkriptorが最適な場面
◎ 最も効果的:
- リアルタイム会議の議事録作成
- 多言語混在の国際会議
- Zoom/Teams/Google Meet連携
- 進行中の音声の即座文字起こし
○ 対応可能:
- 録画済み動画の文字起こし
- YouTube動画の文字起こし
- ローカルファイルの処理
導入ステップの提案
Step 1: 無料版で体験(月90分)
- 基本機能の確認
- 音声認識精度の評価
- インターフェースの使いやすさ確認
Step 2: Proプランで本格運用(年払い月$8.33)
- 月40時間で個人利用に最適
- 高度な機能で会議記録が向上
- 全エクスポート形式に対応
Step 3: チーム展開(Team/Enterprise)
- チーム共有機能の活用
- 企業レベルのセキュリティ
- 大容量処理への対応
最終的な推奨
Transkriptorを強く推奨する方:
- リアルタイム会議録音が必要
- 多言語対応が重要
- コストパフォーマンスを重視
- 会議プラットフォーム連携が必要
TurboScribeとの使い分け:
- リアルタイム会議 → Transkriptor
- 録画済み高精度処理 → TurboScribe
- YouTube動画処理 → TurboScribe
- 会議プラットフォーム連携 → Transkriptor
私のチームでは、両ツールを用途に応じて使い分けることで、あらゆる音声文字起こしニーズに対応しています。まずは無料版から始めて、その革新的な価値を体験してみてください。
公式リンク: